その瞬間、俺の下になっていた女が俺の腹を蹴りあげた。


「・・・ッ、痛ってぇ!」

『あんた、最ッ低!』


俺を睨む目が少し潤む。


「はぁ?、尻軽女が何言ってんだよ」


お互いに名前だって知らないっていうのにひょこひょこマタ開いてんだ、同類だろ?


『・・・どいて!』


強引に俺を押しのけさっていく、女。
どうしてくれんだよ、この中途半端な高ぶり。


「おまえな・・・、いいかげんしないとそろそろ女に殺されるぞ。」