カチャ・・・
野球の練習が終わり
自転車の鍵を開けた柊誠人

ま「あぁー、今日も練習疲れたな・・・」

荷物をカゴに乗せて
自転車の隣で友達を待っていた

?「おう、待たせたな」

遅れてきた友達はサッカー部・・・碓氷瑠樹

ま「あぁ大丈夫、俺も今来たとこやで」

り「んじゃ、帰ろうやぁ部活疲れてへとへとやわ・・・」

疲れたかのように身体を捻らせ
自転車に跨ろうとした、その時・・・

?「まーさーと!りゅーうーき!」

後ろから二人は背中を叩かれた・・・

ま「おわっ?!」

り「いってぇ!なんや?!」

後ろから叩いたのは
誠人の幼馴染である空野奏・・・

か「二人さん、今から帰りでしょうかっ!」

ははっ、いつもながら元気丸出しやなぁ
まぁ、それがこいつの良い所やけどな

り「そうやで、今から帰るんよ」

か「おっ、なら私も混ぜてよ!」

ま「おう、なら帰るかぁ」

誠人と瑠樹は自転車を押し
奏のペースにあわせて、歩いて帰ることになった・・・


か「ところでまさと~、そろそろ予選やなあ」

ま「そうなんよなぁ、忙しくなるわぁ」

り「まっ、まさなりに頑張ればいいんやね?」

奏は誠人に問うと・・・

か「それでな、まさと...」

奏は顔を少し赤くして言った・・・
それを見た二人は、分からないまま話を聞いていた

ま「?」

不思議そうに奏の顔を見た
奏は何か言いずらそうな雰囲気を漂わせていた

か「あ、あのねっ・・・えーと、うん」

俺は思った...
今ここで言えなさそうやなっ
あとでメールしてみよう・・・

ま「今話づらいなら、あとできくで?」

奏は安心したかのように
誠人に言った

か「あ、うん!分かったぁ!あとで言うね」