『…俺たちは嫌いになって
別れたわけじゃない。』



…確かに、そうだった。


大学受験で二人の距離が離れ
大学に入学しお互いの時間がスレ違い、
いつの間にか自然消滅してしまった。



『…あれから違う人と付き合ったりもしたけど、

いつも…こんなふうに笑ってたな、とか
これ好きだったな、とか

ふとした時に思い出すのは…
茉莉亜だった……。』