『茉莉亜…

俺はこうして今、茉莉亜といれることが
奇跡みたいに幸せだよ。』



握りしめた手に力が入る。



この先にどんな言葉が続いても
もうあのコと交わる未来はないんだ。




私は純一の温もりを感じながら
全然違うことを考えていた。




『茉莉亜。

俺と結婚してほしい。』