「ふ~ん。まぁ、ゆう泣かさなきゃいい。」と私のことを気にしてくれる零。

本当にいい友達。

「ゆう、私さ。美容師になりたいんだ。だからさ、もし私が美容師になったら一番最初にお前の髪切らせてくれない?」と私にいう零。

「私でいいならよろこんで」笑顔でそう返すと嬉しそうに笑い返してくれる零。

『輝も進路考えないとね。』と私と零でハモる。

「なんだよ!まだ一年も先だろ?!」とキャンキャン吠える輝。

「一年なんてすぐだぞ。その前にお前はテストどうにかしないとな。」と霧斗が言うと、

「ちぇっ!いいよな。お前らは頭いいんだから!学年1位が霧斗で2位がゆう、3位が零だしな。」

「簡単だろ、あんなの。」と霧斗。

「ていうか、普段抜けてるゆうが2位っていうんが意外だよな~」さらっと失礼なことを言う輝。

「明日の体育のドッチボール、輝の顔狙う。」と私が言うと「それはマジ勘弁」と顔を青くして言う輝。

「確かに。ゆうのボールやばいしね。」と輝に共感する零。

「そうかなぁ~」全然なんだけど。と思いながら聞き流しす。

霧斗はというと「そうだな」なんて2人に共感しちゃってるし………

「あ、私これからバイトだから帰るわ。」と零が言う。

「そっか、バイト頑張ってね、また明日!」と私が言うと「また明日ね。」と返してくれた零。

「そうか、バイトしてんだもんな。」と輝が零の出たいった扉を見ながら言う。

「私もバイトしてるよ。」と私が言うと、興味深々でバイトのことを聞いてくる。
ちなみに私がバイトしてるのは喫茶店。

よくいく喫茶店の店長さんに「やってくれない?」と頼まれ引き受けたのだ。

ちなみに霧斗も同じところでバイトしている。

「霧斗もやってるんだよ」と言うと「俺だけかよー!」なんていいながら霧斗のベッドに横になる輝。

「ね、霧斗。さっきのさ………」輝が寝たので霧斗に先ほどのことを聞く。

「何?」一言だけ返ってくる。

「本当に私でいいの?」と聞くと…………

「当たり前。」と答えてくれておでこにキスされた。