有りがたいけど…。

「いくら?」

「え?」

「このパン、いくらで買った?」

「お、お金なんていいです!!」

「えーっと…」

298円…か。

財布財布…



「ありがとう、宮森さん。お釣要らないから。」

「そんなの悪いよっ!!」

「大丈夫。」

はぁ…。
疲れた。

「コウめっちゃ金持ってるな…。」

あ、五万入れっぱなしだった。

「生活費。」

「今独り暮らしだっけ?」

「うん。」

このメロンパン旨い…。

「バイトしてんの?」

「んー…ま、そんな感じ。」

「言ってくれよ。」

言えるかよ、体売ってるなんて。

「ごめんごめん。」

「思ってなさそうだな…。」
















そんなことで、最悪の月曜日は幕を閉じた。