なのに、痛そうなそぶりは見せず、逆に私を叱りだした。


「こんなでかい板が倒れてきたら、絶対にけがしてたぞ!気を付けろ」


私の腕を掴み、立たせてくれる。


「一緒に運んでやるから行くぞ」


ちょっとだけ、その後ろ姿にキュンとした。