私の願いはただ一つです。
好きって
愛してるって
言ってください。
………
「でねぇーそのイヤリングがすっごいかわいいのぉ」
「ふぅーんどんなかんじの?」
「えっとねぇ」
今話してるのはわたしの彼氏とクラスの子。
ただ話してるだけだけどなんかピンクのオーラが漂っている。。
そんなことに妬きもち焼いているわたし。
ただ春斗は女友達と話してるだけかもしれないのに。。
ほんといつからこんな独占欲強くなっちゃったんだろう、、
「はぁ…」
「どうしたん?ため息なんかついて」
今私に話しかけてきたのは私の友達の加藤千沙。
大親友でとっても仲良し
「うぅん…何でもないの」
「なんかあったでしょ?いってみぃ」
「…何でわかるの?」
「長い付き合いだしぃ…いつもの事だし?」
「……ひどい」
「ゴメンゴメン!で、今日は何があったの」
こんなふざけた性格してるけど
一応これ、私のこと元気付けてるんだと思うんだ
千沙は周りのこと良く見てるし
気づかえる子だから
だから信用してるし
何でも話せる
だからいつもなにかあったら相談しちゃうの、、
甘えすぎかな?
でも、やっぱり今日みたいに千沙がきづいて何があったのとかきかれると甘えちゃう。
今だってさっきあった事話して一緒に考えてもらっやってるし、、
迷惑だってわかってる。
でも、今の私にはやっぱり千沙みたいな存在がいなきゃダメだと思うんだ
春斗の私に対しての態度はあまりにもひどすぎる
話しかけても無視。
遊びに誘っても断られ…
でも他の女の子とは
ニコニコしながら話してるし
遊びに誘われたら即決okだし
本当ヤになっちゃうよね…
でも、一番ヤになっちゃうのは
そんなあなたの事がまだ
好きで、
愛してる自分が一番嫌になる。
早くあなたの事なんて嫌いになりたいのに
何でなれないの?
side TISA
さっきの話を聞いて私は思った。
もぅ本当に麻凛はアイツとは別れるべきだと
麻凛は、ただ女友達と話しているだけかもしれないのに嫉妬しておかしいよねなんて言ってたけど
私はそれは普通だと思う。
自分の彼氏と他の女がいちゃイチャしてたら誰だって嫉妬ぐらいはするでしょ?
しかもあいつはそれ以外にも麻凛にひどい事したし、、
浮気まではいってないと思うけど…
アイツの麻凛にたいしての態度は誰が見たって彼女に対しての態度じゃないでしょ?
私はもぅ麻凛のきづついたすがた見たくないんだ。。
だから私は言ったの
「やっぱ別れた方がいいよ」
って…
麻凛には幸せになってもらいたいから…
だって麻凛とうちは心友だもん。
心友には幸せになってもらいたい。
side MARIN
「やっぱり別れた方がいいよ」
「え?」
「あんな奴に麻凛はもったいない」
「…ッ」
千沙がまさか別れろなんていうとは思わなかった、、
それが私のために言ってくれてるのはわかるけど、
やっぱりその言葉は悲しすぎるよ
私まだ、そんな別れる決心なんてついてないもん
だって、嫌いになれないんだもん。
まだ、好きなんだもん。
嫌いになれたたらどんなに楽か…
こんなに悩まなくてすむし、
嫉妬もしなくて良いし…
別れた方が良いことなんてわかってるんだよ。
でも好きだから別れられないんだよ
大好きだから…
ポロッ
生暖かいものが頬をつたった
私泣いてるのかな?
何で泣いてるんだろ
悔しいから?
悲しいから?
もぅよくわかんないよ
「麻凛…」
「別れたくない」
「…」
「嫌いになれないの」
「うん」
「好きなの」
「うん」
「大好きなの」
「うん」
「愛してる」
「…うん」
「だからね放課後賭けようと思うんだ」
「なにを?」
「すきかどうか聞いてみる。」
「それで?」
「すきじゃないっていわれたら、その時は別れる」
「そっか…」
「ん、、」
「じゃあ帰ったらメール頂戴ね」
「うん」