「あんまり見られると、ハズいんですけど(笑)」
そう言って郁也は顔をあげて笑った。
「えっ嘘!?いつから!?」
いつ起きたんだ!!
「ん?ちょっと前。視線感じるなーと思って。」
うわー、恥ずかしい///
「帰ったかと思った。」
「聖佳が寝たら帰ろうと思ってたんだけど、俺も眠くなって寝ちゃった(笑)…具合どぉ?」
そう言って郁也は私のおでこや頬に手をあてた。
「ん、だいぶ良くなった。」
「そっか。」
郁也は「よし!」と言って立ち上がった。
「じゃあ、帰るわ!」
「うん。なんか、ごめん。」
せっかくの休みだったのに。
「別に。聖佳の寝顔見ること出来たし♪」
「///」
私は玄関まで付いていった。
「じゃあ、今日はちゃんと寝て、また明日学校でな!」
「うん、ありがとう。」
郁也が出て行こうとしたが、何故かこっちを振り返った。
「…どうした?」
「忘れ物。」
ん?なんかあったっけ。
「?……んっ」
郁也はそう言って、私にキスをした。
「じゃあな!」
そう言って微笑んで出ていった。
「……バカ///」
こんなことされたら、また熱がでるよ///
次の日、ちゃんと私は学校に行った。
しかし数日後、私の風邪が移ったのかどうかはわからんが、郁也が風邪で寝込んでしまった。
*fin*
どーも、詩衣子です!
読んで下さった皆様
ありがとうございます。
短編です、はい。
パッと浮かんだのが、
普段ちょっとうるさい彼氏が看病しに来たら……みたいな感じでした^^;
まぁ、ちょっとある人がモデルになってまして…
性格がね!
こういう人書きたいみたいな!!
…なんか、すいません。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました。
では。
*詩衣子*
2012.8.29