みんなキャーキャー言いながら、プールに入る。
私はうつむきながら静かにプールサイドに座って、足だけプールに入れて、プールの冷たさを確認する。

もう、ばれたよね‥?
でも声かけてこないし‥

と、その時、後ろに気配を感じた。
「お前メールちゃんと返信しろよー」
上から五十嵐の声。

私はしょうがなく、首だけ後ろに倒して、頭上を確認する。
案の定そこには上から私を見下ろす五十嵐がいた。

「はぁ‥最悪。」
またうつむいて、ボソッとつぶやく。