泣けばたいていの男はひいてくれると思ってたのに‥!

あーもー、どうすればいいの?
と、その時、

チャラチャラリン
チャラチャラリン

私のケータイの着信音。
五十嵐がため息をついて手をはなす。
親からの電話だ。

「はーい、りほだけど。」