「続き、しちゃおうか。」
私の耳元でそう囁く。

はぁ?
‥本気で言ってんの?

だってそーゆーことだよねっ?
無理無理!

「なに言ってんのっ!無理!やだ!帰るっ」

「焦っちゃって。かわいいんだから。」
「この手!離して!」
私を押さえつける手を睨む。

「離してどうすんの?このマンションは指紋認証システムでしか玄関のドアはあかない。どうせ逃げられないよ?」