「よくないっ‼それに、大事な休憩を邪魔されたくない。」

「だからー、俺が癒してあげるってー。」
そう言って余裕の笑みを浮かべる。

私は彼を無視してそのまま仕事に戻ろうと五十嵐に背を向ける。

「まだ離さないよ?」
後ろからそっと抱きしめられる。
私はその手を強引にほどいた。

「ほんと忙しいんだ。皆待ってるから早く行きなって‼」
「あーはいはい。じゃあ最後に‥」

チュ。

おでこにキスを落とされる。
「じゃあ、バイト頑張れよ。」