「相田ちほ、だよ。いや、五十嵐くん絶対私の名前覚えてないなー、と思って。りほにしか興味ないもんね！！」
こいつからりほの話がでるとは思わなかったから驚く。
「別に。」
動揺をかくすためつめたく答える。
「さっきも‼ずっとりほのこと見てたし。」
「‥‥。」
なんか相田には全てお見通しって感じでなにも答えられない。
俺の反応をみてケラケラと笑う。
「素直だねー！」
「うるせーよ。」
「怒っちゃった？ごめんごめん。いや、りほが男の子のこと振らないのはじめてだからさ。私的にも驚いてんだ。」
「は？」
「私りほとは中1の時から仲いいけど、あの子まじ省エネ主義者じゃん?恋はめんどくさいって告白全部断わってきたんだよねー。」
