そう言うと、私の耳をペロッと舐めた。

「ひゃっ‥」
また耳元でささやかれる。

「こういうの、慣れてないんだ?」

なにもいい返せない。
ってかまず落ち着け自分‼
なんで今日はじめて会った奴にこんなことされてるの⁇

おかしい‥絶対におかしい‼

「ちょっとっ、五十嵐くんっ!」

「ん?」

「あのさ、おかしくないっ?私たち今日はじめて会ったんだよ?」