もうっ!
東条くんとゆっくり帰ってきたし、そろそろお母さんも心配してる頃だ。

‥しょうがない‥

私は、五十嵐の肩に手をかける。
そして、そのままゆっくり背伸びをする。

それでも、五十嵐はかなりの長身で、私は148センチしかないので、届かない。

どうしよ‥
五十嵐は意地悪だからそれをみて笑ってるだけ。
あーっ!もうっ!

私はしょうがなく五十嵐の頭の後ろに手をまわし、五十嵐の顔を引き寄せる。
すると、五十嵐はやっと少しかがんで、触れるか触れないかくらいのキスをする。