バサ‥

私が持っていたビニール袋が下に落ちる音。

気づいたら、私は五十嵐の腰に手をまわし、ひたすらキスを重ねていた。
「‥ん‥‥っ‥」
五十嵐のこと、嫌いなはずなのに。
最初は厄介なやつって思ってたのに。

「‥ん‥はぁ‥」

五十嵐が唇を離して言う。
「やっぱりほエロすぎ。俺のこと誘ってんの?」

私は我にかえる。