「ほーらっ、どうすんの?名前呼ぶかキスか」
「キスはやだっ」

「じゃあ名前で呼んでよ」

私は息を飲む。そしてゆっくり言葉を吐き出した。

「‥翔太‥くん」
すると、五十嵐はいたずらっぽく言う。

「もっと大きい声でー?」

あー、もうっ!ほんとドS野郎っ!
「翔太くんっ!」

すると、五十嵐は私の頭に手をのせて言う。