「いや、あれは絶対そうだよ。まぁ、いいか、だからどうなるって話でもないし。」
「‥だってただの先輩と後輩だよ?よくわからない。‥ってかさー、ずっと気になってたんだけど、東条くんってなんで吹奏楽部に入ったんだろうね?見るからに運動できそうな感じなのにさー‥」
すると、ちほちゃんがまたニヤリと笑う。
「向こうはただの先輩とは思ってないかもよー?東条くんが吹奏楽部入った理由私なんとなくわかるけどなー。まぁ東条くんに直接聞いてみればいいじゃん。」
「んー‥」
私たちはそこで別れた。
ちほちゃんはなにを根拠にあんなこと言ったんだか‥
東条くんが私を?
ないない。