「お前ら俺の女に手だすなよ。」
聞き覚えのある声。
「五十嵐くんっ?」
五十嵐だ。どうしてここに‥?
と、五十嵐の腕の中に引き寄せられる。
「わっ‥」
「こいつ、俺のなんだよねー。悪いけど。」
そう言うと、男の人たちはそそくさと去っていった。
よかったー‥。
私は安心する。
「お前なー、ナンパされてんじゃねーよ。」
「‥うん‥ってかなんでここにいるの?」
「俺の友達についてきて、たまたまメイド喫茶はいったら、こないだのー‥あっ、琴音ちゃんだっけ?りほは今ゴミ捨て行ってもらったって言うから友達は喫茶に置いて探しにきたんだよ。」