「‥ごめん。悩ませて。俺だってりほと気まずくなるのはやだったし‥でも、りほが俺のこと友達としか思えないように、俺もりほのこと好きな気持ちはそう簡単に変わらない。」

「悠希‥」

「でも、りほを困らせたくはないからいったんひくよ。俺たちこれまで通り親友な?」
親友。その言葉がすごい嬉しくて。
「うんっ!!」

私は笑顔で頷く。
と、悠希がため息をつく。
「はー‥そんな笑顔で頷くなよー‥いっとくけど、俺諦めたわけじゃないからな?一回はふられたけど隙あればりほのこととりに行くから。まぁ、でも俺もりほのこと友達としても大切にしたいから。」
そう言って私の頭をくしゃっとなでる。