「うわー、変態っ!!」
「うるせー。アドバイスしてあげただけだよ」

そう言って、2人で笑う。
あぁ、嬉しいな。
こうして悠希と笑いあえて。

その時私は気づいた。
悠希は‥
やっぱり私の大切な友達だ。

と、急に悠希が私の頭にぽんと手を置く。
「ごめん、りほ、俺の告白困っただろ?」

「‥ん。‥でも嬉しい気持ちもあったよ?」

2人の間に沈黙が流れる。
先に口をひらいたのは、私だ。
「‥ごめん。やっぱり悠希は私の大切な友達。悠希のこと好きだからこそ、はっきりしなきゃって思って‥悠希とは付き合えません。」