「じゃあ次なー
〇〇も木から落ちる。
立花さん」

「猿」

「正解なんか安心したよ
次〇〇の耳に念仏。
虎太郎」

「馬」

「正解。危うくその答えに鹿つける
事になりそうだったよ」

「えっひどくない?」

「それぐらい虎太郎の答え酷かったんだよ…
能ある〇〇は爪を隠す。
留季」

「たか」

「正解………あっ留季漢字!!」

隣に座っていた狩真くんが
留季くんの回答を覗く

「鷹じゃなくて鷲になってる」

「残念ーまぁ似てなくもないけどさ」

「…漢字もうやだ」

「あっそういえば
留季今回の漢字テスト…「言わないでよ…」

「サトちゃん言わないであげて」

と笑いながら言う狩真くん

「留季は漢字得意なのにな珍しい」

と先生が言うと
机に突っ伏す留季くん

「ぷぷ」

笑う狩真くんと

「あっ猿も木から落ちる!!!」

ひらめく虎太郎くん

「おぉ上手いね虎太郎!!」

褒める先生


なんか今度は留季くんが可愛そう…

私は笑いを堪えながら思った