「行ってくる」
ねぇ貴方は今から何処に行くの?
聞きたいけれど貴方には迷惑はかけれない
だって好きだから
遅いなぁ…
今日は泊まってくるのかな?
ならせっかく作ったご飯達、可愛そう
「ゴメンネ…
夜ご飯ついさっき食べたから、もう食べれないの
だから明日のお昼に食べるね」
私はたいちゃんの夜ご飯分に独り言のように話ながらご飯を冷蔵庫にしまった一一一一
もう、この時間だ
今日はたいちゃんは帰って来ないだろう
戸締まりをして
寝室に行き
瞳を閉じた
朝起きるとビックリした
だってリビングでたいちゃんがコーヒーを飲んでいたから
「帰ってきてたんだ」
彼はひどいなと苦笑いしながらカップを置いた
私は朝ご飯の用意に取り組もうとした
すると彼は
「何か聞きたいこと…ないのか?」
「ん?何かあったの?」
「いや…別に………」
私は、そう、と言って台所へ入って行った