あの頃、祷はヤキモチを妬いてくれなかった。
それが悔しくて繰り返した。

今では目に見えて怒ってる。
それが、愛されてる証拠だとすげー嬉しかった。


だから、つい。
傷つけると分かっててもやってしまう。
馬鹿な俺。


「しょぉちゃぁん。」
甘い香水の匂いをふりまきながら、女が入ってくる。

「ねぇ、昨日のつづ「消え失せろ、ブス。」


もう、やめよ。



ちゃんと、祷を想おう。