電話をかけた

「どこにいるのー?」

『隣の電気屋にいるー』

「わかったー」

私は隣にある電気屋に向かった。自分の心臓の音がどんどん早くなっていくのがわかった。楽しみと不安と二重の圧力が私の胸にかかった。



ウィーン

自動ドアが開いて彼が出てきた。

『おっ、びっくりしたー』

「あ、こんにちは…」

見た目は芸能人にいそうな顔

顔がきれいな逆三角に切れ長の目

鼻筋は通っていて

黒縁のめがねをかけて

きれいな黒髪だった





(やばい…超タイプかも…)

私の中で彼に対する思いが大きくなっていくのがわかった。