自分で聞いたのに次の言葉を聞くのが怖いよ……。

あたしの心臓がチクチク痛む。


「やって……唯が全然メールも電話もくれへんから……。」


……え……?
あたしはガバッと顔を上げて龍を見た。
全然予想していなかった答えだった。


「最初はほんまに忙しかったから連絡出来んかったんやけどな……、…唯から全然連絡来てへんから唯から連絡来るまで待っとこ思ってん……。なのに唯全然連絡くれへんから……。やから今日電話した……。」


龍はそう言ってスネたようにあたしを見た。


『…っ…。』


そんな龍をお構いなしにあたしの目からは安堵の涙が溢れた。