「あぁ~…♪慎格好よかったなぁ。」


帰りの電車の中で亜紀の頭は久々に見た慎君の姿でいっぱいみたい。

しばらくは話しかけないで、幸せに浸らせておこう…(笑)。

そんなことを考えながら、あたしはなんとなくカバンから携帯を取り出した。


♪♪~━

ちょうどその時、聞き慣れたメールの受信音が流れた。

鳴ったのはあたしのではなく、亜紀の携帯電話。


「あっ!慎だ♪」


亜紀は慎君から来たメールを笑顔で読む。
そして、そのメールを読み終わると更に笑顔になった。