部屋に着いてしばらくすると、2人とも疲れで眠くなって、隣の寝室の方に寝ることにした。

部屋に入って目に入ったのは、ぴったりとくっついている2人分の布団。


「ん?何したん?」


立ち止まったあたしの後ろから龍が顔を出した。


『あ…う、ううん…っ。何もないよ…っ』


あたしはそう言って片方の布団に入った。