「撮影の時も、テレビに出とる時も、唯の事ばっか考えてんねん。」

『…///』


あたしは何も言えずに、龍の胸に顔を押し付けた。


「何したん(笑)?」


そんなあたしに龍が問い掛ける。


『なんか、恥ずかしい…///』


あたしがそう言うと龍は"唯が恥ずかしがってどうすんねん"って笑った。


『だって…龍恥ずかしい事とかも平気で言うんだもん…っ』


龍は思った事は何でも口に出すから、あたしなら恥ずかしくて絶対言えないような言葉でもストレートに言ってくる。