『じゃぁ、またね。
龍、仕事ちゃんとしないと駄目だよ??(笑)』


「わかっとるわ♪
気ぃつけて帰るんやで??
家着いたら連絡しぃよ??」


『うん。わかったぁ♪』


「龍まじで唯ちゃんに優しくない!?
俺らにもそんくらい優しくしてくれればいいのに(笑)」


龍があたしを心配そうに見送るのを見て、敦君が言った。


「うっさいわ。
俺はいつも優しいやろ♪(笑)
なぁ?唯~。」

『うん♪
龍は、怒ったらすっごい怖いですけど、いつもは超優しいですよ♪』


「龍唯ちゃんにも怒ったことあったの??」


「はい(笑)。一度だけ。」


龍が怒ったのはあの彰と拓魅にヤキモチ(?)を妬いた時だけだ。


「もしかしてあの時??」


そのとき場に居合わせた怜君が聞いてきた。


『そうです(笑)ιι
なんか巻き込んですみませんでしたιι』


「いいよ、いいよ。
でも原因は何だったわけ??」

『あれは龍が「唯、いらんこと言わんでええで。」

あたしが答えようとすると、龍が軽く睨みながらあたしの言葉を遮った。



「何だよ、教えろよ♪」

「俺も知りてぇ!!」

「俺も俺も!」

「俺知ってる(笑)♪」


知りたくて、ウズウズしている怜君たちの横で亜紀から聞いたであろう慎君が得意そうに笑った。



「何で慎が知ってんねや!?」

「亜紀から聞いたんだよ~♪」

「唯、亜紀に話したん!?」

「うん。亜紀と2人で龍待ってたんだもん。」

「大丈夫♪
あたしは言わないから♪(笑)」

亜紀は今にも言い出しそうな笑顔で龍に言った。


「ほんまか~!?
慎もこいつらにいらんコト話したらしばくで!?」


「わかったよ(笑)ιι
ってことで怜たちには言えねぇ。」


「んだよそれ~!ιι」

「龍を敵にまわすのは怖ぇからな(笑)ιι」