そして今日は拓魅の誕生日―…



「ケーキも買ったし~、あとはプレゼントだけかぁ。」



あたしと亜紀は予定通り、街に買い出しに来ていた。


予約していたケーキもお店に取りに行き、あと足りないものは拓魅に贈るプレゼントだけになった。



「拓魅は何が欲しいんだろうね…ι」

『何だろう…。
あたしが聞いた時は~…』


あたしはこの前集った時になんとなく拓魅にプレゼントは何が欲しいか聞いてみたんだ。


「何って言ってた??」

『…━それが…(笑)ι
彼女からの愛だって…っι』

そしたら拓魅は真顔でこう答えた(笑)ι




「ウザ~(笑)
超ラブラブのくせにっ!!」



亜紀はそう言って笑った。







拓魅の彼女は4歳年上の大学生。



平和大学の医学部の人で、本っ当に美人。
確か…ミスコンで1番だったような……。


もう超大人の女って感じの人。



まぁ、拓魅がすごい大人っぽいから2人が並んでいても全然違和感はないんだけどね。





ついでに言うと彰にも彼女がいる。


拓魅とは逆で1つ年下の中学生。

ちっちゃくて(実際は身長はあたしと全くは一緒なんだけど…ι)すっごい守ってあげたくなるタイプ。

彰は本当に彼女にべた惚れで彼女の為なら何でもするって感じ(笑)。