「あーっ!!拓魅っ!
あんた何唯の手握ってんのよっ!!
あたしの大事な唯ちゃんに手出さないでくれる!?」


亜紀があたしの手を引いてリビングに入ってきた拓魅を見て大袈裟に騒ぎ出した。


「何キモいこと言ってんだよ。
唯は俺の妹なのっ(笑)。

つか亜紀、何だお前のその髪はっ!!

亜紀も唯も2人して寝癖つきすぎたろっι」



亜紀も起きたままの格好で、普段はサラサラでストレートの髪が、今は寝癖でボサボサだった(笑)。




少し騒がしかったけど前みたいに4人で笑っていることがあたしはすごく幸せだった。