ガチャ━…


「遅ぇよ。」

「自分たちが呼んどいて
まぢありえねぇな。」



ドアを開けると彰と拓魅がダルそうに立ち上がった。

何度チャイムを押してもあたしたちが出て来ないからしばらく玄関の前の階段に座り込んでいたみたいだ。



『あ、ごめんね…ι』

「いいよ。上がるな。
てゆうか、その前に唯髪ヤバイぞっ(笑)!」


彰が玄関に入りながらあたしの頭を叩きながら笑った。


『え…っ!?』


あたしは慌てて髪に触れた。


すごい寝癖…ι