「それが、本当なら…」
お母さんは涙目になる
「おかあさ…」
「和美ちゃん、
ほんと上手いー♪」
え?
「演技完璧じゃん?
作戦通りだねっ☆」
「は!?」
お前と作戦なんか
たててねぇよ!
「あ…清花。」
お母さんは反応する
「違うって、お母さん!
私が清花っ」
私は必死になった
「やだー。和美ちゃん
まだ続けるの??」
「どうゆうこと?」
お母さんが尋ねた。
「えへっ、お母さんを
驚かせようと思って♪
ごめんね、お母さん」
「ちょっ、何を!」
「もうっ、なんて子!
信じちゃったじゃない!?
清花っ!ほんとにー」
「ごめんなさーい♪」
「友達に迷惑までかけて…
ごめんなさいね?」
「違うの!私ほんとにっ」
お母さんは「?」
て顔をする。
あ、ダメだ。まるっきり
森本を信じてる。
「…何でも、ないです」
「ありがとねー。
和美ちゃんっ☆」
「私、帰ります…。」
「あ、一緒に学校行こうよ、
和美ちゃんー。
お母さん、また後でね~」
「ほんとに、急がないと
遅刻よ!?清花ー」
「あ、ほんとだっ」
なんて言いながら
私についてくる。