懐かしいその人の声が、ふと頭上から降って来た


懐かしいその笑顔に胸が高鳴った


「和弥…」


「ほら、遅刻すんぞ?」


それから肩を並べて少し早歩きで歩く


なんとなく気まずい沈黙


私は耐えられなくなり、口を開いた


「私とまた話す気になったんだ?」