「そんなの…あるわけねぇだろ?!」
さっき以上に抱き締める力を強くする和斗…
「いたっ…」
「俺はお前が好き…愛してる…だから…だから!こうやって美亜の近くにいるんだろ…」
ー和斗…そんなに私の事…
「…和斗?私もそうだよ?和斗と同じで愛してる…だから、私は和斗とずっと一緒に居たい。こうして支えあって行きたいの…」
「美亜…」
私を愛しそうに呼ぶ和斗
私は和斗の背に手を回しながら
「だから、もう…別れ何て言葉…言わないで?」
「美亜…」
「和斗」
私達は少し離れて互いを見つめながら…
キスをした。
和斗の唇は泣いたのか…少ししょっぱかった
そして、もう一度
抱き締めあった…。