ーーー
時は進み、ただ今はRHL
担任の坂本 鷹人(坂本 たかひと)が何かを話していた。
つまんない
「なぁ、今日どっかで遊ばねぇ?」
私と同じく飽きた様子のけーたが話かけてきた
うーん。この後か…
「私は良いよ~」
どうせ、暇だし
「みさちゃんは?」
「私も良いよ」
「和斗は?」
「美亜が行くなら、行く」
私が行くから、行くんだって
可愛いな~和斗は!
「おし!決まったな!じゃぁ、今日はカラオケ行こうぜ!」
「うん!」
「はいよ~」
「あぁ… 」
私、みさちゃん、和斗の順で返事をした
「おい!そこ、うっさいぞ~」
担任が何か私達に向けて言ってるけど、スルーで
初日そうそう、なめられているな~(私達に)
ーーー
RHLが終わって、学校からカラオケに向かって
皆で歩いている時
「アチい~な~」
「そう?けーたが暑がりなだけじゃない?」
とかけーたと適当な会話をしている時。
「どうしたの?吉川」
吉川は和斗の名字。
あ、因みにみさちゃんは田井中 実砂(たいなか みさ)
けーたは佐賀做 慧汰(さがな けいた)
「何でもねぇよ」
本人はそう言ってるけど、明らか様子がおかしい
「和斗…大丈夫?どっか、具合悪いの?」
「何でもねぇって、言ってるじゃねぇか 」
ギロッって睨まれた
ーえ?
和斗に睨まれた事何て無いのに…
ー私、何か…した?
だけど、そう言えず…
「そ、そっか…」
としか言えなかった
駄目だ…泣きそう…だけど、堪えなきゃ
私は無理矢理、笑顔をつくったのだった