おまけ
「で？何で怒ってたの？」
「え？」
「さっき、和斗。私が離れて行くのが怖い的な事言ったよね？」
「あぁ。」
「でも、何か違うと思うんだよね！だって、今日からじゃん！機嫌が悪かったの」
「ソーデスネ…」
「で！聞かせて？何で機嫌が悪かったの？」
美亜が上目使いで言うから…
「わかったよ…」
俺は折れてしまった…
「ただ……」
「ただ？」
「あぁ！もう！ヤキモチだよ！美亜が慧汰と話てたのが、気にくわなかったんだよ！」
俺は美亜の表情をみるのが、怖くて思わずうつむいた。
男でヤキモチって…かっこわりぃ
「フフフッッ…」
ーは？
上から聞こえた笑い声
その笑ってる主は美亜で…
「何で笑ってんの？」
「いや？可愛い～な～って思って」
「きゃ～！可愛い」
そう言うと、美亜は俺に抱きついてきた
抱きつきながら
「可愛い♪可愛い♪」言いながら
「美亜？」
「俺も一応、男なんだよ？」
「ん？知ってるよ？」
いや、コイツなんも分かってない
「こうやってね？誰もいないとこで抱きつかれると…俺の理性が持たないわけで」
「あぁ！そっか！」
納得した様に俺から離れようとする美亜。
おっと…そうはさせねぇよ？
