「…あ?」
《ミヤビだけどぉ♪》
キモい…。無駄に甲高い耳障りな声が響く。
万優架の声が聞きたい…。
さっきまで聞いてたのに…まじ俺どうしたんだよ…。
《……聞いてる?雄大〜》
あぁ…忘れてた。
「…なに」
《明日のお昼休み、第二図書室にきて?二人でイイ事して遊ぼ♪》
大抵俺は誘われたら断らない。
なにもしなくても勝手に自分からくるんだ…利用してやればいい。
「…ああ。」
《やった!!楽しみにしてる♪じゃあねぇ》
プチ…。
昼休みか…。なんか…あんま気分のらねぇな…。
雄大がこの気持ちの理由に気づくのは……
もうちょっと後のお話し…。