後頭部をグッと支えられ

唇には、柔らかい感触…触れ合うだけの…優しい…優しい




爽君とのキス……。



離れた爽君は凄く淋しそうな表情を浮かべる…。



………ズキン…。



私……こんな顔させちゃってるんだ…。


…………ホント…私って最低…


つい、私まで顔が歪んでしまう…


「……そんな顔しないで??
万優架ちゃんは悪くないから…だから…自分を攻めなくていいよ…
悪くないんだ…悪いのは浅はかな考えで…自分の気持ちを押し付ける俺”達”なんだよ。

万優架ちゃんはなにも罪悪感を感じる事なんてないんだよ??


……笑って?

万優架ちゃんは笑ってる顔がどんな表情より1番似合ってるから…。ね??」