「…ほら、薬飲め。」


万優架の目の前に薬を差し出すと、あからさまにギクッと肩を揺らす…。


いつまでも受け取ろうとしない万優架…。


「………万優架?」


「……あ、あの…もう治っちゃったよ…!!アハハ!……だから…薬飲まなくていいよぉ…??」


……何言ってんだ…コイツ…?


万優架のオデコに自分のをくっつける。


まだ、全然あちぃじゃん…。


俺の行動に一人、ワタワタしている万優架。


………前までなら、考えられなかったことしてるよな…俺…。