−−−−−−。



体がフワフワ……ジンジンと暑い…。


…………。

……


「………ん…。」


ゆっくり開いた目に映ったのは黒いタイルの天井。


「………ここ…??」



ガチャッ…。


「……万優架…。目覚めたか??」


耳に優しく届いた、大好きな声…。


「……浅野…君??」


「……まじビビったよ…。お前…急にグッタリするんだもん…。
真っ赤な顔して、すげぇ苦しそうにしてさ…。」


私……雨のなか長い事歩き回って…
浅野君にあって……


それから………

それから……??


記憶が……ない…。


「……お前、熱あんだよ。
39.2分。」


「…嘘…」