………あの時はただ”恋”を知らなかっただけで… その、”恋”をいつの間にか私は怖がってたんだと思う…。 ”恋”という未知の世界からただ逃げていただけなんだと思う…。 でも………もう逃げないよ…。 好きなんだもん…。 気づいちゃったんだもん…。 浅野君が………好きです。 ザーッザーッ……と 本格的に降り始めた空を一人教室で眺めていた。