ただ、見守ることしか出来ない俺。


悔しいけど…勝てそうにねぇ…。


小林が歩きだした後ろを「待ってよぉ」と着いていく万優架。


その時……万優架と目があった。


どうしようか…。


迷っていると……不意にニコッと笑い、俺に”バイバイ”と手をふる万優架。


固まってしまった…。


タタタッと行ってしまった万優架。



俺だけの会議室の中、


”ヨッシャー!!”と言う俺の喜びの声だけが響いていた。