「ふ..古田さーん...」


「写させませんよ。」


冷てぇ!!早いし!!
いや、このくらいで諦めない。


「じゃあ、教え「え?嫌ですよ。」


ダメージが意外とスゴいんですけど...
そこまで早く即答しなくても...


「私もう帰ります...」


「えっ..?おい!」


早...
気づいて廊下に出たら
もう階段のところまで行っていた。


あれ、古田忘れ物してる...


「数学のノートだ...」


わざと?それとも素で?


めくってみると1ページ目に
“写したいなら写してもいいです”
と、綺麗な字で書いてあった。