気持のいいぽかぽかした陽気
ついでにおなかもいっぱい.......
眠くなるのは当たり前ですよね？
なのになんで.....

「起きろ神無！」

「たっっ」

なんで先生というものは
すぐに現実世界へ引き戻すのだろうか。

「先生、私の昼寝の邪魔をしないでください。こんなに気持ちのいい日に昼寝なんてそうそう出来るものじゃないですよ？」

すると教科書を構えた英語教師のケイン先生は持っていた教科書を私の頭に振り下ろした。
が、私はその教科書を掴み取り先生に投げ返す。

「いでっ！」

よし、と小さくガッツポーズ。
なんとか起き上った先生は

「まあいい。とりあえず昼寝は家でしろよ。これじゃあ授業が進まない。」

「家で寝るのは無理ですよ、先生。帰ったら仕事が山積みですもん。」

「ああそうか。仕方ないな今日のことは許してやるが、次はないと思え」

「そういっていつも許してくれるじゃないですか~」

と笑いながら返すと先生はフン、と鼻で笑って前に戻って行った。
私は空を見て目を細めてから呟く。

「......今日も眩しすぎだよ。」