「ただいまっ…て女!?」

入ってきた奴がまた騒ぎ出した。

……また五月蝿い。もーさっきからその
言葉何度目だろう。いい加減疲れた。て
か、もう下ろしてくれてもいいんじゃな
い?

そう思いながら男を見ると、男は分かっ
てくれたらしく私をその場に下ろしてく
れた。

あーなんか首が痛くなった。

そんな呑気な事を思っている私はある意
味凄いと思う。でもこの性格だからなー
とか考えていると

「誰だ女なんか連れてきた奴は」

奥の部屋から声が聞こえた。