「祐斗お帰りーって…誰!?」

中に入ると同時に誰かが騒いだ。

…ここも五月蝿い。

「女」

男はそう言った。

「女は分かるよ!!なんで連れてきたの?」

「倉庫前にいたから連れてきた」

「倉庫前って事は敵!?」

いやいやそれはないから…。偵察なら
もっと隠れるし。

「多分それはない」

「ぢゃあなんで?」

「ちょっとな…」

そう言うと男は不適に笑った

……こっ怖い。

そんな話を聞いているとガチャッと扉
が開いた音がした。