振り返って見ると綺麗な金色の髪をした
男が立っていた。

すべてのパーツが綺麗な顔。すらっとし
た長い足。さらさらの金色の髪。この世
の者とは思えないような男。

「そこで何してる」

男は私に近寄って言ってきた。

困ったな……どうしょう。

そう思った結果…

ダダッ

その場から逃げる事にした。
しかしそんな簡単に逃げる事が出来る訳
なく、捕まってしまった。

「たく、逃げなくてもいいじゃねーか」

男はそう言うと私を担いだ。

「!?」

担がれた私はジタバタ暴れたが全く効果
なし。男は私を担いだまま、倉庫の中へ
入っていった。